2009年10月02日
よくごっちゃになる情報処理用語
スワッピングとページングはほぼ同じ意味。
スワッピング(ページング)が頻繁に発生し、PCが停止状態になってしまうことをスラッシング。
以下、
より。
【スワッピング】
利用可能なメモリ容量を増やすOSの機能の一つ。
ハードディスク上に「スワップファイル」と呼ばれる専用の領域を用意して、メモリ容量が不足してきたら使われていないメモリ領域の内容を一時的にハードディスクに退避させ、必要に応じてメモリに書き戻す動作のことを言う。
そうした機能を用いて確保された実際のメモリ容量以上のメモリ領域を「仮想メモリ」(仮想記憶)という。
ハードディスクはメモリよりはるかに低速なため、スワップ動作が頻繁に起こると処理速度は低下する。
【ページング】
ページングとは、仮想メモリの使用時に、メインメモリとハードディスクとの間で「ページ」という単位でデータをやり取りすること。
スワップとよく似た意味の言葉だが、スワップがプロセス単位でデータを移すのに対して、
ページングはページ単位でデータを交換する。ページの大きさはシステムによって異なるが一般にプロセスよりは小さいため、ページングの方がスワップよりも移動させるデータ量が少なく、処理が速く済む。
なお、ページングの際にハードディスクに作られるメモリ領域を保存しておくためのファイルを「ページングファイル」という。
【スラッシング】
スラッシングとは、アプリケーションソフトが過大なメモリを要求したため、OSが仮想メモリへの入出力にCPUの処理能力のほとんどを割いてしまい、コンピュータが外部からの入出力を受け付けられない停止状態に陥ること。
近年のOSは、物理メモリの容量を越えるメモリ領域を扱えるようにするため、ハードディスク上に専用の領域(仮想メモリ)を設けて物理メモリ上の領域と適宜入れ替えて処理をこなしている。
アプリケーションソフトが極端に巨大なメモリ領域を確保して作業をはじめてしまうと、仮想メモリと物理メモリの内容の入れ替え(スワップイン/スワップアウト)断続的に続き、スラッシング状態に陥ってしまう。
スラッシングを回避するためには、メモリ使用量の大きいアプリケーションを終了させるか(実行しない)、
物理メモリの容量を増やす必要がある。
前回の【よくごっちゃになる情報処理用語】(2009年10月01日)
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スワッピング(ページング)が頻繁に発生し、PCが停止状態になってしまうことをスラッシング。
以下、
より。
【スワッピング】
利用可能なメモリ容量を増やすOSの機能の一つ。
ハードディスク上に「スワップファイル」と呼ばれる専用の領域を用意して、メモリ容量が不足してきたら使われていないメモリ領域の内容を一時的にハードディスクに退避させ、必要に応じてメモリに書き戻す動作のことを言う。
そうした機能を用いて確保された実際のメモリ容量以上のメモリ領域を「仮想メモリ」(仮想記憶)という。
ハードディスクはメモリよりはるかに低速なため、スワップ動作が頻繁に起こると処理速度は低下する。
【ページング】
ページングとは、仮想メモリの使用時に、メインメモリとハードディスクとの間で「ページ」という単位でデータをやり取りすること。
スワップとよく似た意味の言葉だが、スワップがプロセス単位でデータを移すのに対して、
ページングはページ単位でデータを交換する。ページの大きさはシステムによって異なるが一般にプロセスよりは小さいため、ページングの方がスワップよりも移動させるデータ量が少なく、処理が速く済む。
なお、ページングの際にハードディスクに作られるメモリ領域を保存しておくためのファイルを「ページングファイル」という。
【スラッシング】
スラッシングとは、アプリケーションソフトが過大なメモリを要求したため、OSが仮想メモリへの入出力にCPUの処理能力のほとんどを割いてしまい、コンピュータが外部からの入出力を受け付けられない停止状態に陥ること。
近年のOSは、物理メモリの容量を越えるメモリ領域を扱えるようにするため、ハードディスク上に専用の領域(仮想メモリ)を設けて物理メモリ上の領域と適宜入れ替えて処理をこなしている。
アプリケーションソフトが極端に巨大なメモリ領域を確保して作業をはじめてしまうと、仮想メモリと物理メモリの内容の入れ替え(スワップイン/スワップアウト)断続的に続き、スラッシング状態に陥ってしまう。
スラッシングを回避するためには、メモリ使用量の大きいアプリケーションを終了させるか(実行しない)、
物理メモリの容量を増やす必要がある。
前回の【よくごっちゃになる情報処理用語】(2009年10月01日)
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